先日の自己嫌悪と自己愛のはざまでの続きの様なもの。
繰り返しになりますが、僕は自分のサイトがどのニュースサイトさんより好きです。だから「こういうサイトになりたいなあ」という様な目標とか目指している特定のサイトさんはありません。自サイトが1番好きなのだから、どこか他の場所に「こうありたい」というサイトなんてあるわけ無い、とでもいうか。(えーと、不安になってきたので、再アナウンスしておきますが、別におごってる訳ではないですし、他サイトさんに敬意が無いということではないですからね!…小心者なんです><)
ではもう自らのサイトが完成されたそれであるのかと問われれば、勿論答えはノーで。つまり僕が目指しているところというのは、それを体現している「目標のサイト」がどこかにあるのではなくて、あくまで自分の中のみに存在する「理想」であるのだ、という事。日々の試行錯誤はその「理想」との戦いの証でもあったりするのです。
そもそも、どこかに「目標のサイト」があったりしたら、どうでしょう、僕は更新を止めてしまう、あるいはそもそも始めなかったのではないのかな、と思うんですよ。「完成形」がそこにあるのだからそれ以上のことをやろうとも思わない、という様に。では、僕にニュースサイトを始めさせてくれたサイトさん達はいったい僕に何を見せてくれ、駆り立ててくれたのでしょう。それは恐らく「この人たちの様になりたい」ではなくて「この人たちの向いてない方向を、同様のフォーマットで照らしてやろう」という事だったのではないかと、今になって思います。結局、諸先輩方の日々の更新から僕が(勝手に)見出したのは特定サイトへの「憧れ」ではなくて、ニュースサイトというものの「楽しさ」だったのですから。
ところで、”「完成形」がそこにあるのだからそれ以上のことをやろうとも思わない”と言いましたが、なぜそう思うかというと、僕は何か特定の目標の元に努力を続けられるような人間ではない面があったりするからなんですよ。常に変化し続ける理想を追い続ける事で前に進めるタイプ―つまり、永遠に明確な終わりがない事に何かを見る、とでもいいましょうか。ゴール(=目標)がある、という事がふとした瞬間に「そこにたどり着いてしまったら、目標という道しるべが無くなってしまったらどうなるのだろう?」という恐怖へと変化してしまうんです。おこがましい事なのかもしれないですが。まあ仮に辿り着いたのならば、そこから見える景色を元にさらに考えて進むべき方向を模索していけばいいんでしょうけどね。それが出来る人って本当に強いんだと思います。僕はそうではないので。まあ僕みたいな考え方もそれはそれで決して悪いことじゃないんじゃないのかな、と思って生きてますけどね。ただ、目標となる「確固たる対象」が存在していないという事は、物事のスタートやあるいはその過程にもの凄くパワーを使う反面、自分の心のあり方次第で理想像が姿を変えるので、「努力をしない事の言い訳」も容易に構築できてしまうんですよね。結局僕のこれまでの歩みなんてのは8割方その道だったわけで、それで今凄く苦労してるんですがね。
閑話休題。サイトの話に戻ります。
先日、DONTAKTさんが更新を停止されました(お疲れ様でした)。いつだったか、巡回記のコメントで「好敵手だと強烈に意識しているサイトさんが2つある」という様な事を書きました。その「2つのサイト」のうちの1つが、実はDONTAKTさんでした。
「マイナーなブログやサイトを中心に面白い記事を収集、リンクを張り紹介」というコンセプト以上に僕の中に決定的なインパクトを残したのは、僕とは別ベクトルでの「配慮」がそこにあった事でした。(詳しくはコチラ)
そうした意識の違いや、僅か半年という更新期間の中で様々な試みをしていくその様子を目の当たりにして、僕は大いに刺激を受けました。何より記事のチョイスが僕のツボを付いていて、凄く好きなサイトさんでした。で、始めはそれを読者の一人として純粋にただ楽しんでいたのだけれど、徐々にそれらの記事をすくい上げ切れなかった自分の事を考えるようになりました。「僕とどこか似たような嗜好を持って、僕のサイトを可愛がってくれている読者さんのために、興味深い記事への一番手のドアでありたい、またそうあるべきだ」と。
そう思ってからは僕は一ファンから(勝手に)ライバルとしてDONTAKTさんを見るようになりました。今、自サイトを読み返してみると、その時期がはっきりと分かりました。もしかしたらその変化をその時に感じていた方もいらっしゃったかもしれません。まあそれはさておき、DONTAKTさんをライバル視するようになってから、自分で言うのもなんですが「屋根裏」は凄く伸びた、と思ってます。ここでポイントなのはDONTAKTさんにしてもやはり「目標」ではなかった、というところ。
客観的な指標として最も分かりやすいと思われる「アクセス数」がうちの方が少なかったわけで、その点で別に「目標」でもいいじゃないかという話にもなりそうですが、やはり僕の中では「ライバル」でした。別に越えようとも、辿り着きたいとも思っていなかったから。
恐らく、僕が見ていた場所とDONTAKTさんが見ていた場所は違っていたんだと思うんですよ。まあそれは相手が更新を止めてしまった状態で語るのは流石にフェアじゃないというかそういう面がありますから多くは語らないですけど、決定的に異なっている部分があったのだと思います。だからやはり、目標という感じではなかったのです。
ただ、負けたくはなかった。それが一体何なのかは未だによく分かりません。アクセス数ではないのは確か。そもそもそこにはあまり興味がないですし。ではアティテュード?記事のピックアップ?そこは簡単に勝ち負けや優劣といったものさしで判断できるものでもないでしょう。だけどとにかく負けたくなかった。一方的ではあるけど、ライバルだと思っていた。そして、僕のサイトは(自分の目から見て、ですが)急成長した。結局そのライバル視させた要因は今も分からないのですが、DONTAKTさんをライバルとして設定する事で、自らの理想に一歩近づけると、そう思わせる何かがそこにはあったのでしょう。
なので僕はことサイト運営に関しては「目標」よりも「ライバル」を見つけたほうがいいと思っています。別に目標を持ってやっている方を否定してるわけではありませんからね。前述の通り、その先を考えることができるのであれば、それは全く問題の無い事だと思いますし。
ただやはり白球さんもおっしゃってますが、誰かの後を追ってたんじゃダメなんですよ。切磋琢磨、これじゃないと。も一つ言えば、僕の中ではどこかのサイトさんと絡み絡まれで仲良くさせてもらってるのは、馴れ合いとか、売名とかそういうアレじゃなくて、切磋琢磨の過程の一つというか、ある種の確認作業みたいな側面が強かったりするんですよ。「おうおう、相変わらずやってるねえ。え?こっち?そうだな、まあボチボチ、な。」みたいな。まあ単純に楽しんでるときの方が多いですけどね(ぱんつがどーのこーのとかはその典型ですかね。あれは競ってもしょうがないw)
だから、仮にこれから先、僕と絡みたいなあという奇特な方が現れる様なことがあるのなら、その時は是非、ライバルの意識できてください(敵視はやめてね!)。その全てのサイトにとって、いいライバルでいられるような努力をしていくつもりですから。そして、この先うちがどんな進化を遂げようと、まあ流石にいないとは思いますけど「目標」なんかにはしない方がいいですよ。同じラインでは絶対に追いつかせない、そんな存在でありたいとも思ってますから。
ちなみに、「勝手にライバル視してる2サイト」の残りの1つは…いや、言わないでおこう。うふふ。「あれ、何かうち好敵手扱いされてね?」というお心当たりのある方は、是非当方の事もそういう目で見てください。期待に答えますから。一緒に切磋琢磨して、それぞれの景色を見ましょうよ、ね?
「目標ではなく、ライバルを探せ。そして、自分もまた誰かの目標ではなく、ライバルであれ。」
これを今後のニュースサイト運営における当面のスローガンとしてやっていこうかな、と思っています。
2008年05月07日
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